宝塚に出会ってしまった話 後編

やっと後編。

お芝居の後は第2幕のショー。
「SUPER VOYAGER!」ー希望の海へー

もうこれ先に言ってしまうんだけど。
観劇後にやっと気が付いたんだけど。

私、宝塚のショーが、大ッッッ好き。

ディズニーのショーやパレードが大好きなんだからもっと早くに気が付くべきだった。
クオリティの高い歌やダンス、きらびやかな衣装やセット。観客を酔わせようと絶え間なく注がれる壇上からのアピール。その空気に呑まれてゆく客席。そんな空気感を共有する劇場の一体感。大ッッッ好き。
脳ミソ真っ白になる昂りを感じるんだけど、皆さんもそんなことある?
いやでも真面目にあんなもの見せられて皆どうやって平静を保っているんだろう……終演後に顔ニヤけたまま日比谷歩いていたけど大丈夫かな……

まぁそんなアドレナリンどばどば具合だから、正直記憶がめちゃくちゃ曖昧……
まともに感想が書ける人、どうやって記憶を保ってるの……?私には無理……

ちなみに、この初宝塚観劇に向けてフォロワーさんに少し事前情報を聞いていて、その予習ポイントは3点。
・トップコンビお披露目公演で、二人の名前から一文字ずつとって「希望」
・トップスターのぞみふうとさんは、かつて憧れのあまみゆうきさんに語りかける形で日記を綴っていた「天海さんもそんなことある?」
・ララランドとEXILEのシーンがある
の、3本です!
それではいざ本編へ。



もう幕間のあいだに緞帳が上がってセットが現れただけでテンションが上がる。初めての宝塚だから許してほしい。SUPER VOYAGERの文字が、海の波のように青くゆらめき輝く。
開演してすぐ、トップ娘役ことまあやきほさんが、お嬢様レースふりふりな衣装で登場するんだけどこれがめちゃくちゃ可愛い、歌声もめちゃくちゃ可愛い美しい!
先ほどまでの鋭利なマリーアンヌはどこに行ったのか!

彼女が舞台下へ下がっていくと思ったら、同時に上から現れるトップスターことのぞみふうとさん。
その歌声に、ぎゅっと抱き締められてしまう……あんな船長がいたら船員も乗客もみんな船長のオンナだよ……船ごと抱き締めてるよ船長……

あと上から登場ってなんだ、やはり装置設備がすごいし、流れるようにスターが現れる視線誘導が素晴らしい。

動揺している間もなく音楽が盛り上がり、雪組の皆さまが登場!
もうめっちゃくちゃキラッキラしてて眩しい!笑顔が眩しい!皆さまお芝居の間どこにそんなキラキラを隠していたの……さっきまで命燃やすようにフランスを生きて革命してたじゃん……!?
噂には聞いていた、イルカのぬいぐるみを熱く抱き締めるシーンやエア腰グイ壁ドンなど、なかなかトンチキなシーンも挟みつつ、目まぐるしく場面が移り変わってゆく。トンチキなんだけど、正直そんなことは大した問題ではなく、とにかく皆さまから発されるキラキラ成分を絶え間なく浴びて脳内真っ白。
もうテンションが上がりすぎてニヤニヤが止まらないんだけど、そうこうしている間に見覚えのあるアイテムが登場。

そう。
ポンポン。

現地に行かれた方はご存知かもだが、今回のこの「SUPER VOYAGER!」は、

「客席の皆さまもポンポンを買って一緒に踊ってね!私達も皆さまの近くに伺います!」

という客席参加型。
まぁ要は客席降りのあるショー。
振り付けレッスン動画なんかも事前に公式ホームページに上がっていた。
この動画がまたわちゃわちゃしていて可愛かったんだけど、その話は今は置いておくとして。
私はこの振り付けをしっかり勉強していった。
ポンポンも買って装備していった。
何故ならば。
初めての宝塚だったからではない。
私の今回の座席は、後方通路前。


そう

客席降りで

ジェンヌさんがやってくるであろう席


宝塚の神は何と気まぐれないたずらを………??


き、きた……!と少し身構えながら、この時初めて自分の左右の様子を伺う。
なんというポンポン所持率の低さ
何故なら後方座席だから!
みんなオペラに必死!!
待って!
ジェンヌさん来るよ!
ねぇみんな!
私を一人にしないで!!

そんな一瞬の動揺の間に、客席降りが開始。

とても背の高くてすらっとした綺麗な男役さんが、目の前に現れる。さすがに目の前に来るであろう方のお名前が分からないのは後悔しそうだったので、事前に調べて行った。

君の名は。

あやおうかさん。

正直目の前に現れられると固まるしかない。
客席反対端の方から順々にお客さんに絡んでいく姿を、固まったまま笑顔で眺める。

怖い!
来てほしいけど来てほしくない!

そしてついに私の目の前で、立ち止まる。

た、立ち止まった!
そりゃそうなるよね近くにポンポン持ってる人いないもんね!?

固まる私!(笑顔)

ポンポン持ってるんだし踊りなよ~という顔で迫ってくるあやさん!
(この時の笑顔がまたちょっといじわるな感じなのが、ずるいんだよなぁ)

ますます固まる私!(笑顔)

そして彼女は……私のポンポンにご自分のポンポンをタッチして帰っていきました……

これが………ポンポンタッチ…………

こうして、公演中にも関わらず、しばらくの間脱け殻になっていた。

間近で見るタカラジェンヌ、キラキラがキャパオーバー過ぎて、美容にきくどころか寿命が縮む……殺るか殺られるかの戦いだったよ……


我に返ると、THE 宝塚なラインダンス。
宝塚のラインダンス、何というか職人魂さえ感じる統一感。もちろんそんなダンスにも圧倒されたんだけど、他にも驚いたことがあって、それはあの独特なかけ声。慣れてくるとテンションが上がる、めちゃくちゃ気分が高揚する。

ちなみにこのセンターの方が、先程目の前に現れて私の心を盗んでいったあやさんだなんて、この時はまだ知る由もない。



さて。
まだプロローグまでしか進んでいないのだけど、この調子で感想を書いていたらやたら長くなった。
自分でもひくわ。
しつこすぎるので、全文は本記事最後に格納。
興味のある奇特な人がいたら、暇で暇で死にそうな時にでもどうぞ。


そんなこんなで初宝塚を終えた私。
もう今更ここで説明する必要も無い位、最高に楽しかったということは分かって頂けると思う。
今だからこそ思い付く話も少し書いてるけど、なるべく当時初めて観劇した時の感想を思い出して書いた内容でこのテンション。さぞや初回ですっかり宝塚の魅力に取りつかれてしまったと思うでしょ?私も思う。

違うんだこれが

このブログは、宝塚と出会ってしまった話であり、宝塚にハマってしまった話ではないんだこれが。

びっくりすることに、ここまではしゃいでおいて、まだこの時はハマっていなかった。
嘘でしょ…
いや、今思えば、ハマっていることに自覚が無かっただけなのかもしれない。
この時自覚していたのは、この「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」という演目が最高に大好き、ということだけ。
宝塚にハマったと自覚するまでに、実はここからあと2作品を要する。
その2作品というのがこの後に続く本公演、

花組ポーの一族
月組「カンパニー/BADDY」

の2つ。
実はその間に雪組全国ツアーの「誠の群像/SUPER VOYAGER!」にも行っているのだけど、これはSV見たさにだから……ハマるまでに要した作品という観点ではノーカンだから……有給まで使ったけどノーカンだから………


これらの現場を経て、じわじわと、やっと宝塚にハマった自覚することになる。
劇的に恋に落ちた人の文章を読むのは楽しいし憧れる、夢があるし輝いてる。
でも私はこうやって、気付いたらいつの間にか恋をしている。沼を少し進んだところで、あれっ?ここどこ?となるのだ。
だからせめて、まだ出会いを覚えてるうちに、こうやって文章に残せてよかった。

明日からも楽しく宝塚に通おう。




以下、SV感想全文。




もう幕間のあいだに緞帳が上がってセットが現れただけでテンションが上がる。初めての宝塚だから許してほしい。SUPER VOYAGERの文字が、海の波のように青くゆらめき輝く。
開演してすぐ、トップ娘役ことまあやきほさんが、お嬢様レースふりふりな衣装で登場するんだけどこれがめちゃくちゃ可愛い、歌声もめちゃくちゃ可愛い美しい!
先ほどまでの鋭利なマリーアンヌはどこに行ったのか!

彼女が舞台下へ下がっていくと思ったら、同時に上から現れるトップスターことのぞみふうとさん。
その歌声に、ぎゅっと抱き締められてしまう……あんな船長がいたら船員も乗客もみんな船長のオンナだよ……船ごと抱き締めてるよ船長……

あと上から登場ってなんだ、やはり装置設備がすごいし、流れるようにスターが現れる視線誘導が素晴らしい。

動揺している間もなく音楽が盛り上がり、雪組の皆さまが登場!
もうめっちゃくちゃキラッキラしてて眩しい!笑顔が眩しい!皆さまお芝居の間どこにそんなキラキラを隠していたの……さっきまで命燃やすようにフランスを生きて革命してたじゃん……!?
噂には聞いていた、イルカのぬいぐるみを熱く抱き締めるシーンやエア腰グイ壁ドンなど、なかなかトンチキなシーンも挟みつつ、目まぐるしく場面が移り変わってゆく。トンチキなんだけど、正直そんなことは大した問題ではなく、とにかく皆さまから発されるキラキラ成分を絶え間なく浴びて脳内真っ白。
もうテンションが上がりすぎてニヤニヤが止まらないんだけど、そうこうしている間に見覚えのあるアイテムが登場。

そう。
ポンポン。

現地に行かれた方はご存知かもだが、今回のこの「SUPER VOYAGER!」は、

「客席の皆さまもポンポンを買って一緒に踊ってね!私達も皆さまの近くに伺います!」

という客席参加型。
まぁ要は客席降りのあるショー。
振り付けレッスン動画なんかも事前に公式ホームページに上がっていた。
この動画がまたわちゃわちゃしていて可愛かったんだけど、その話は今は置いておくとして。
私はこの振り付けをしっかり勉強していった。
ポンポンも買って装備していった。
何故ならば。
初めての宝塚だったからではない。
私の今回の座席は、後方通路前。


そう

客席降りで

ジェンヌさんがやってくるであろう席


宝塚の神は何と気まぐれないたずらを………??


き、きた……!と少し身構えながら、この時初めて自分の左右の様子を伺う。
なんというポンポン所持率の低さ
何故なら後方座席だから!
みんなオペラに必死!!
待って!
ジェンヌさん来るよ!
ねぇみんな!
私を一人にしないで!!

そんな一瞬の動揺の間に、客席降りが開始。

とても背の高くてすらっとした綺麗な男役さんが、目の前に現れる。さすがに目の前に来るであろう方のお名前が分からないのは後悔しそうだったので、事前に調べて行った。

君の名は。

あやおうかさん。

正直目の前に現れられると固まるしかない。
客席反対端の方から順々にお客さんに絡んでいく姿を、固まったまま笑顔で眺める。

怖い!
来てほしいけど来てほしくない!

そしてついに私の目の前で、立ち止まる。

た、立ち止まった!
そりゃそうなるよね近くにポンポン持ってる人いないもんね!?

固まる私!(笑顔)

ポンポン持ってるんだし踊りなよ~という顔で迫ってくるあやさん!
(この時の笑顔がまたちょっといじわるな感じなのが、ずるいんだよなぁ)

ますます固まる私!(笑顔)

そして彼女は……私のポンポンにご自分のポンポンをタッチして帰っていきました……

これが………ポンポンタッチ…………

こうして、公演中にも関わらず、しばらくの間脱け殻になっていた。

間近で見るタカラジェンヌ、キラキラがキャパオーバー過ぎて、美容にきくどころか寿命が縮む……殺るか殺られるかの戦いだったよ……


我に返ると、THE 宝塚なラインダンス。
宝塚のラインダンス、何というか職人魂さえ感じる統一感。もちろんそんなダンスにも圧倒されたんだけど、他にも驚いたことがあって、それはあの独特なかけ声。慣れてくるとテンションが上がる、めちゃくちゃ気分が高揚する。

ちなみにこのセンターの方が、先程目の前に現れて私の心を盗んでいったあやさんだなんて、この時はまだ知る由もない。



夜の街並みを背景に、原色鮮やかなカラースーツとカラードレスの男女が、美しいポージングと共に現れる。まるで映画のワンシーンを切り取ったようで実に美しい。
映画のような……どこかで……

そう、ここ予習ポイント。
噂に聞いていたララランドの場面。

いやララランドではないんだけど、どう見てもララランド。
海の見える街のジャズアレンジにのせ、歌は一切なく、夜景を背景に舞台の端から端まで絶え間なく踊り舞う色鮮やかな男女達。スカートやスーツの裾の翻りが美しい。ダンスは綺麗に揃ってるのに、それぞれのアピールが強いこと!皆さま衣装の色で見分けがつきやすくて、あの人はめちゃくちゃキザってる、あの人はダンスがうまい、とか、素人目でも追えるのが楽しい。

ちなみに私はここで、センターの方と、めちゃくちゃフェッテが綺麗な方が気になり、今もずっと気になっている。
皆それぞれの出会いがある。
そんな所も、このシーンの魅力。
あやかぜさきなさんと、ほうかはるなさんを宜しくね!

息をつく間も無いノンストップのダンスで魅せてくれるこのシーン、観ているこちらのアドレナリン分泌もノンストップ。そもそもあの尺であれだけの振りを、あのテンションで踊り続けるのってとてつもなく大変なのでは??
宝塚の中で年度賞を受賞するほど素晴らしいシーンなので!本当ここだけでも良いからまずは見てみてほしい!



場面変わり、のぞみさんがその歌声でまた会場全体を抱き締める。白いハットとロングコートをなぜこんなにダンディに着こなせるのか…?
ここでは、一人の女性を奪い合い、最終的には撃ち殺してしまうストーリー性の強いシーン。

宝塚、女取られたら関係者撃ち殺しがち問題。

まぁそして例によって、この色気溢れる際どい衣装の女性が先程のサンジュスト(男性)だとも、撃ち殺した男性が先程のロラン夫人(女性)だとも、この時はまだ知る由もない。
性別なんて無意味なもんだ……


中詰。
正直に言おう、この時は面食らってしまった。

サンバじゃん。

知識としては知っていたので心の準備はしていたのだけど、やっぱり突然サンバの様相を呈されると面食らうよ?今の私は慣れたもので中詰もめちゃくちゃ楽しんでいるが、それでもやはりたまに我に返る。なぜサンバ?

でも、我に返ったら負けなのが宝塚のショーなんだ!
はいここテストに出ます!

という訳で初宝塚、中詰に負けてしまった……
宝塚観劇は常に真剣勝負……

話を戻そう。
ジェンヌさんがてくる度に、そのフリッフリギラッギラのゴージャス衣装に唖然としていたのだが、とにかくのぞみさんの衣装がすごい、孔雀の羽根みたいなやつがすごい。歌の凄みもますます増していて、巻き舌なんかもう最高。
まあやさんの衣装も孔雀の羽根で……ゴールドでギラギラで……そしてやはり歌がますますパワーアップしている!
跳ねるように飛ぶ高音が最高に気持ちイイ!
そして再び登場するのぞみさんの衣装がまた変わる!先程がゴージャス値MAXかと思っていたけど、軽々と越えてきたよね羽根がパワーアップしている!紫色というのがまたえげつなくて凄い!(語弊)


暗い舞台上に、本のようなものを手に持ったのぞみさんが登場。

はい予習ポイントきましたよ、
ついに日記の場面。

話に聞いていた時にはどうなってしまうのかと思っていたのだけど、杞憂だった。
過去を振り返りながら、宝塚に憧れ、宝塚へ入団、そして今に、宝塚のトップスターになるまでを綴った優しい歌詞。それを柔らかい歌声で歌い上げる。とても心に響くシーンだった。
宝塚のショー、王道なものからテンションアゲアゲなもの、ストーリー仕立てのもの、感動的なものまで、あまりにも手広過ぎる。


しっとりしたと思いきや、そこからの。
明るくなった舞台上には真っ白な衣装に全身を包んだ雪組の皆さま!
華やかな音楽!
大階段を使った全員でのマスゲーム
ボルテージは一気に最高潮へ。
一面の白と、虹色に輝く大階段がとてもまばゆい。

歌詞も、憧れのトップスターとなったのぞみさんが今度は客席を宝塚の世界へ誘うような、先ほどの日記のシーンから続くもの。
勝手ながら、「welcome to 宝塚 ようこそ」という歌詞が、初宝塚観劇である私の心にめちゃくちゃ刺さった。
最後には大きな船のセットまで現れて、その船に雪組の皆さまが乗り込む。ショーの表題の通りに、雪組としての船出が描かれていた。
この言葉を軽率に使うのは悔しいんだけど、なんかもう、歌も光景も、とにかく全てがエモい。
なんて素敵なお披露目公演なんだろうか。

ダンスも素敵で、ステッキ使いとハット使いが、皆さま全員格好いい。かの有名な、ハットのふちをなぞる仕草は様式美と伝統を感じた。
男役さん、娘役さんそれぞれ勢揃いでのダンスは統率がとれていて圧巻。男役さん方々のダンスではハットの陰から覗く目線にドキドキしてしまうし、娘役さん方々の笑顔はキラキラ眩しい。

大階段や羽根や黒燕尾など、宝塚を好きな人は皆それぞれ自分にとっての「宝塚といったらコレ!」があると思うのだけど、私にとっての「宝塚といったらコレ!」はこのシーンになった。
眩しくてキラキラで迫力があって、夢のような光景。

余談なのだけど、娘役勢揃いダンスの曲中に流れる「ピュョォォ(↑)」って音がめちゃくちゃディズニーじゃない?
これまでの私の人生の中で、宝塚に一番近い系統のものはディズニーだと思う。
宝塚≒ディズニー。

今思えばこの後に続くシーンもとても感動的なのだけど、この時は知らなかったので、良い音楽だなぁと思って終わってしまった……勿体ない。
新トップコンビの雪組出航とは、また別の形での旅立ち。さおうくらまさんの退団にも、とても素敵な歌詞と音楽が贈られていたんだね。


唐突にギラついたアイドルが現れる。

はい予習ポイントです!
EXILEのシーン!


その名も「暴風雪-BLIZZARD-」!


もうルビが横文字な時点でめちゃくちゃ面白いよ!
温度差に振り落とされないように観てるこっちも必死だよ!

なんでEXILEかって、ギラついているからとかではなく、歌が本当にEXILE系列(GENERATIONS)。
だからバリバリ踊るし、バリバリ煽られる。もう少しで声上げるところだった危なかった……

そしてこのシーンは、とにかくセンターお二人の顔の圧!
圧倒的美!!

写真だけでもいいから皆見て。
あまりの美にあてられたので、終演後にフラフラとキャトルレーヴ(もとい、宝塚のアニメイト)に立ち寄り、写真を探した。
売り切れていた。
皆考えることは一緒。


圧倒的美なお二人の投げキス応酬に呆然としていると(よく考えたら客席にするんじゃなくて何二人で完結してんの)、赤い照明にムーディーな音楽。再び現れた大階段の真ん中で、大勢の娘役さん方と、それにかこまれた男役さん一人、マタドール。
め、めちゃくちゃスタイルがいい足が長すぎる!
作画どうなってるの………?
腰を惜しげもなく回す振り付けに、次々と娘役さんを侍らせていくのが、はちゃめちゃにセクシー……

マタドールの周りで踊る娘役さん方も、大きな扇とスカートの深いスリットを生かした振り付けがめちゃくちゃ格好いいし惚れ惚れする色気!
こんなにセクシーなのに下品じゃない、美しい。
宝塚を見ていると、女性が好きになる。


場面変わり、今度はアンダルシアに憧れる。なるほどちょっとワルい男たちのターンなんだね!?
宝塚の誇るワルい男、選り取りみどりだね!?
皆ワルい男が好きなのをよく分かっていらっしゃる!

もう最初の一フレーズを聞くだけで、のぞみさんの歌に抱かれてしまう……最高だよ……
柄シャツにハットを被った男役さん方が舞台上を埋めつくし、オラつき、そして群舞。
圧巻。
ちなみにこのアンダルシアに憧れて、のぞみさんの「8時半」のとこの歌声が最高だから皆聞いて。
必修。


次の場面に移ったと思ったら、のぞみさんの衣装が変わって驚く。(早っ)
これがデュエダンと呼ばれるもの………先ほどまで大勢が立っていた広い舞台に、トップコンビ2人きり。けれど、舞台が全然広く見えない。照明やセットもシンプルなのに、とても高貴なものを見ている気持ちになった。


その後、テーマソングをバックに階段から人が降りてくる。
これが、かの有名な階段降りか!!

ソロで歌って降りてくる方々が、特別なスターの方なんだろうなとは察することはできたが、

すごいな~これ2番手位の人かな?
あれっ?違うな?

を毎回繰り返していた。
皆さまスターオーラがものすごいんだもの……
ちなみに2番手さんも羽根を背負うことを知らなかったので、

あ!羽根だ!トップの人かな?
あれ声が違うな?

ということはこの羽根もっと大きくなるの?

えっトップ娘役さんの羽根でかっ!

え、もっと羽根大きくなるの……??

と脳内大混乱。


そしてついに満を持して、トップスター、のぞみさんが登場。

羽根!!でかーー!!
派手ーー!!キラキラーー!!

もはやショー最後ともなると脳みそも働いていないが、羽根の後ろ側ってそうなってるんだなーって普通に興味津々になったりもした。
何もかもが新鮮。
最後はテーマソングと共に、銀吹雪の中閉幕!!

楽しかったー!!
キラキラだったー!!
楽しかったー!!